回収カーボンブラックとバージンカーボンブラックは、購買上の選択肢としてよく比較されます。工業用ゴムのバイヤーにとって、その比較が意味を持つのは、ひとつの配合、ひとつの工程、明確な製品要件と結びついたときです。
HBは、一般工業用ゴムでの評価を目的としたタイヤ由来のrCBに注力しています。私たちの検討は、バージンカーボンブラックとの部分ブレンドから始まります。ひとつの素材がすべてのバージングレードを置き換えるという普遍的な主張では、配合担当者が解決すべき問いに答えられません。
素材名と仕様を区別する
バージンカーボンブラックは新たな素材として製造され、rCBは使用済みのゴム製品から回収されます。由来が異なるからこそ、色や見慣れたグレード表記から同等性を推測するのではなく、実際の製品情報を比較する必要があります。
ASTMには、ゴム製品に使用されるrCBの分類という別の規格があります。この規格の存在は、どの種類の素材が提案されているのかを確認する良いきっかけになります。ただし、分類規格への言及は、特定のHB製品が試験され、ある分類に割り当てられたことの証拠ではありません。
再現可能な基準を選ぶ
既存の配合、材料の量、混練の順序、加工条件、製品の合否判定に用いる検査を書き出してください。可能な限り、現行の生産配合を基準として使用します。試験の途中で基準自体が変わると、結果の理解が難しくなります。
次に、許容範囲に保つべき項目を特定します。コンベヤベルト配合であれば、層や使用条件に応じて、摩耗、柔軟性、接着の要件が含まれるでしょう。ゴムマットであれば、硬度、外観、使用条件がより重視されるかもしれません。合格基準のリストは、貴社の用途に属するものです。
管理された一連の試験ブレンドを比較する
配合と試験の担当者と、無理のない試験計画を合意しましょう。各サンプルを識別し、ブレンドを明確に記録し、各試験で同じ工程段階を観察します。根拠を確認せずに、他社のマーケティングページからブレンド比率を選ぶことは避けてください。
- 混練時:通常、取り込みと分散の評価に用いている所見を記録する。
- 生産時:取り扱いの変化や、一貫した部品やシートを作れるかどうかを記録する。
- 加工後:同じ方法で、必要な最終特性を比較する。
- レビュー時:再現性と、新しい配合に必要な追加作業を検討する。
フィラーの価格ではなく、合格した配合を比較する
提示された素材価格が低いことは、判断材料のひとつにすぎません。試験配合の材料コストを計算し、関連する配送、取り扱い、加工の変化も含めてください。有望な配合とは、許容できる総コストで定められた要件を満たすものです。
合格した点、調整が必要な点、まだ不足している情報を記録しましょう。試験が要件を満たさなかった場合は、その結果を次の検討を絞り込むために活用し、根拠を超えて主張を広げないようにします。
HBの製品情報チェックリストをご確認いただくか、貴社の配合についてお知らせください。想定する用途と、ブレンドが有用かどうかを判断する検査もあわせてお書きください。



